「出会いが人生を変えた」元商社マンがシリコンバレーのスタートアップで活躍するまでの軌跡。

シリコンバレーで活躍する日本人にインタビュー

 

今回インタビューをさせていただいたのは、シリコンバレーに拠点を置くソフトウェアスタートアップFlyData Inc.のコーポレート戦略担当として活躍する近藤康介さんです。

インタビューを通して「誠実に、目の前の環境を楽しむ」という印象を受けた近藤さんですが、実は元々日本の半導体商社で働く商社マンだったのです。

そんな彼のキャリアパスから、シリコンバレーで働くことになったきっかけ、そしてアメリカで働くリアルについて伺いました。

 

〈聞き手:羽富直輝(キャリア道場 編集部)〉

 

「コンプレックス」が原動力になり海外へ

 キャリア道場_近藤さんがインタビューに答えている写真

羽富:

まずは現在に至るまでのキャリアパスを教えてください!

 

近藤さん:

日本の大学を卒業後のファーストキャリアは半導体商社でした。

その後、フィリピンでの語学留学を経て、シアトル(アメリカ)の大学で1年間ビジネスのプログラムを経験しました。プログラムの修了後は、カナダのバンクーバーでプログラミングを勉強し、海外での就業機会を求めて台湾の台北に渡りエンジニアとして働きました。

さらに、名古屋のスタートアップ企業を経て、2017年秋よりアメリカに移住し、現在はシリコンバレーに拠点を置くソフトウェアスタートアップのFlyDataでコーポレート戦略を担当しています。

 

羽富:

普通ではなかなかない、様々なキャリアを積まれていますね、、!笑

その原点であるフィリピン留学はどんなきっかけで決意しましたか?

 

近藤さん:

やはり、海外で働きたいという想いからです。

振り返ってみて海外で働きたいと思うようになったのは、向上心や好奇心が強かったこともありますが、そこには「コンプレックス」が大きく関係しています。

 

羽富:

「コンプレックス」ですか?

 

近藤さん:

商社時代は韓国の仕入れ先の商品を日本に販売する仕事をしていたので、韓国人と一緒に仕事をしていたんですよ。

日本で働いている際は韓国人が日本語を話していてくれたんですが、問題が起きた際などに韓国に出向くと、会話のほとんどが英語で行われたんですね。

日本のようにうまく仕事をすることができず、「自分は無価値だ」とまで思いました。

非常に悔しかったのです。

 

羽富:

理想と現実の差が原動力になったんですね。

 

近藤さん:

そうですね。

また、未知の環境に身を置くことが自分を成長させるという考えを持っているので、それを実現するための環境として留学が一番早いなと思い決意に至りました。

 

シアトルでの出会いが、人生を大きく動かした。

 キャリア道場_近藤さんがインタビューに答えている写真2

羽富:

最初は商社などグローバルな環境で働くために必要な英語を身に着けようと思ったのがきっかけだと思いますが、なぜ海外での現地採用のキャリアを選ぶようになったのですか?

 

近藤さん:

シアトルで、自分の人生に対して真剣に生きている人たちと出会ったことが、僕にとって大きな転機になりました。

確かに最初は英語を身に着けて日本企業に戻ろうと思っていました。

その一方で、商社時代に「安定」していると思われた大企業の衰退を見てきたことで、大企業に身を置くことに危機感も覚えていました。

そんなときにシアトルで、起業家や自分の将来に大志を抱く若者といった、自分の人生を生き、楽しんでいる人々と出会いました。

そして、そんな人たちとの関わりを経て、スタートアップが世の中にもたらす価値や、リスクをとって新しいことにどんどん挑戦していく生き方に魅力を感じるようになったのです。

 

羽富:

新しい出会いが近藤さんの価値観を広げるきっかけになったのですね。

 

近藤さん:

そういった出会いを通して、自分を見つめなおす時間ができたことも関係しています。

それまでは「遊んで楽しく過ごせればいいや。」と思っていました。

しかし、留学で時間ができたことで、若くして亡くした父の死について振り返ることができ、時間には限りがあるということを強く再認識しました。

そして、後悔しない生き方をしなくてはいけないなと思うようになったのです。

 

日本で働く、海外で働くという区別は意識していない。

 キャリア道場_近藤さんがインタビューに答えている写真3

羽富:

現在はシリコンバレーで働かれていますが、どうしてシリコンバレーを選んだのですか?

 

近藤さん:

シリコンバレーを選んだのは、正直に言って「憧れ」でした(笑)

世界の最先端に立ってみたいとか、そのような思いが根本にありましたね。

 

羽富:

「憧れ」ってやっぱり大事ですよね!笑

とはいえシリコンバレーで働くことって日本などで働くよりもなんとなく大変なイメージがあるのですが、、

 

近藤さん:

そうですね。

働く上で意識していたこととしては、人との信頼関係をどのように築いていくかという点でした。

プロジェクトの大きさなどではなく、まずは人からの信頼があればいずれ大きな仕事に携われると信じていました。

そうしたら、事業の責任のあるポジションが回ってきたんですね。

 

羽富:

すごいですね!

 

近藤さん:

ただ、そのポジションに責任を感じすぎたことが原因で、チームのメンバーだったり創業者との衝突を起こしてしまったんですね。

任されたこともあまりうまくいきませんでした。

非常に悔しかった経験ですが、その時に自分の特徴に気づくことができ、失敗を通して自らを改善するきっかけになりました。

 

羽富:

そういった失敗も、やはり海外という厳しい環境に身を置いたから得られた経験なんですかね。

 

近藤さん:

海外で働いたから、とか、日本で働いたから、とかの違いではないと思っています。

僕も日本とアメリカの比較とかはよくしていたのですが、今は地域の違いというよりも、スタートアップ気質の企業か、ある程度成熟した企業であるか、の違いが大きく関係しているかなと気づきました。

早くから任せてくれる挑戦的な環境だったり、裁量のあるポジションを求めて努力することが成長には欠かせないと思いますし、自分にその環境を与えてくれた会社にはすごく感謝しています。

海外だから、とか日本だから、とかは今はそんなに考えていません。

羽富:

結局は、どんな環境でも自分次第ということでしょうか。

 

近藤さん:

そうですね!

もちろん、海外(アメリカ)で働く上では成果を出さなければならないというプレッシャーはありますので、ハングリー精神は大事だと思います。

 

「自分の興味に素直に動こう。」

 キャリア道場_近藤さんがメッセージを送っている

羽富:

最後に、キャリア道場を読む若者に何かメッセージをお願いします!!

 

近藤さん:

僕自身、「面白そう」とか「かっこよさそう」とかそういう感情に素直に行動してきました。

そういった行動を通してはじめて、「やっぱり違ったな」「ここは自分にあってるな」ということがわかり、次に自分の進む方向を変えることもあれば、自分の価値観に合っていてこれからの人生でも大切にしたいことに気づくこともできます。

最初に商社に勤めたときも、シリコンバレーで働くときもそうでした。

そういった経験を通して自分を知れるプロセスはすごく楽しいものなので、自分の興味に素直になって動いていくことが大事なんじゃないかなと思います!

 

羽富:

本日はありがとうございました!

 

いかがだったでしょうか?

今回は、シリコンバレーのスタートアップで活躍する近藤康介さんのキャリアに迫りました。

「海外で働いてみたいけど勇気が出ない」「ベンチャーやスタートアップに行ってみたいけど、自分にできるのか不安になってしまう」などの悩みがある方は、まずはなにかしらの行動を起こしてみてはいかがでしょうか!

 

Written by キャリア道場 編集部 羽富直輝

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