留学経験者の採用は別フローで!留学生採用の手引き

「留学経験者を採用したいけど・・・」

グローバル化が進む現代において、グローバル事業の展開を図ろうと留学経験者の採用を考えている企業が増えています。留学経験者の採用は、彼らの就活スケジュールに合わせた採用フローを構築する、など通常の採用とは別に工夫をする必要があります。留学経験者を採用するための効果的な方法がわからない!というお悩みのために、今回は留学経験者の採用で事業のさらなるグローバル展開を図る皆さんへ向けた記事になっています。

留学生が評価される能力

そもそも、留学経験者を採用する狙いは何でしょうか。企業が留学経験者に対して期待する能力としては、主に①異文化の中で培ったコミュニケーション能力②語学力③異国に飛び込み留学に挑戦する行動力の3つが挙げられます。

グローバル化が進行する現代では、日本人以外のビジネスパーソンとの関わる機会は増え続け、コミュニケーション能力と語学力は留学で培われる能力と言えるでしょう。また、留学に挑戦したという行動力は、仕事をする上で必要不可欠であり、評価されるべき点です。以上を踏まえた上で、各能力の的確な評価基準の設定が必要になります。

驚きの留学経験者にまつわるデータ

日本では留学経験のある人材が限られている中、企業における留学経験者の需要が高まっている傾向にあります。現在およそ60%の企業が留学経験者を積極採用したいと考えています(トビタテ!留学JAPANの調査結果より)。一方で日本人学生の海外留学状況は2016年度で96,000人となり、日本の大学生数はおよそ2,860,000人なので、全体のうち3%の学生が留学を経験している計算になります(独立行政法人日本学生支援機構、総務省の調査結果より)。

つまり、60%の企業が留学経験者を採用したいと考えているにも関わらず、対象となる留学経験者は学生全体の3%に留まっており、少ない留学経験者を多くの企業で奪い合うという構図になっています。留学経験者を採用するためには、他企業との競争に負けない採用上の戦略が必要になるのです。

留学経験者の就職希望先

国内学生と留学経験者では、異なる志向性を持っています。留学経験者の就職志望先として、文系では「総合商社」「調査・コンサルタント」が突出して多く、理系では「総合商社」「調査・コンサルタント」「情報・インターネットサービス」が多いという結果となっています(2017年株式会社ディスコ「海外留学生のキャリア意識と就職活動状況」調査結果より)。

さらに国内学生については文系では銀行が最も多く、理系ではメーカーに志望が集中しています。ベンチャー企業への就職に関しては国内学生の3割が関心あると回答したのに対し、留学経験者は5割が関心があると回答しています。留学経験者の就職希望先として上位でない業種でも留学経験者を採用したい企業は多くあり、企業は積極的に留学経験者に対してアプローチする必要があります。

学生の就活での悩みを把握し、アプローチせよ

留学経験者の採用では、企業が留学経験者の就職活動での悩みを把握し、それらの悩みに対処するアプローチをすることが重要になります。就職活動は情報戦とも言われますが、留学経験者にとって情報量が少ないことは大きな悩みです。また帰国の時期にもよりますが、就職活動のスタートが遅れ、早期に行われる説明会やセミナーなどに参加できないという悩みもあります。そのような学生のために、Skype面接を取り入れるなど、どうやってアプローチしていくかが採用のカギとなります。

では、どうやってアプローチするか

留学経験者は、短期集中的な就職活動を行うか、卒業時期を遅らせて就職活動を1年後に設定するかの二択を迫られます。後者に対しては通常の採用フローでもアプローチできますが、前者に対しては通常の採用フローとは異なった、時間のない留学経験者に特化した採用フローが必要です。

具体的には、忙しい留学経験者に対して短期間で集中的に採用活動を行うための選考会があり、そういった選考会への参加は留学経験者の採用に効果的です。選考会には帰国後の学生向けに日本で行う選考会と、留学中の学生向けに世界各地に企業が出向いて行う選考会とあります。前者であれば、まだ海外展開しておらず、海外に出向くのは難しいという企業でも参加が可能です。さらに参加する学生は留学経験者・留学中の学生だけなので、その場で留学経験者の集中的な採用ができます。マイナビが実施するJapan Career Fairやキャリアフォーラムなどが有名です。

しかし選考会の出展料がやや高すぎる・・・という企業にはインターネットを用いた採用がおすすめです。情報量の少ない留学経験者たちの主な情報収入源はインターネットです。留学経験者の中にはSNSを用いた就職活動を行っている学生もいます。Wantedlyはその最たる例で、多くの学生が企業からのスカウトを待っています。ぜひまだ導入していない企業は導入してみてはいかがでしょうか。また検索エンジンで「留学経験 求人 新卒」などで検索するとトップページにindeedが多数表示されます。indeedへの求人掲載も、より多くの留学経験者の目に留まりやすく、採用に効果的です。

これだよ!留学経験者が欲しい情報

留学経験者は企業研究をする上で知りたい情報として、「実際の仕事内容」「社内の雰囲気」「採用方法やプロセス」「求める人材像」「採用スケジュール」の順に多く挙げています(先述の株式会社ディスコの調査結果より)。特にOB訪問の機会が少ない留学経験者にとって、社内の雰囲気はほぼ無知のまま就職活動を行うことになるため知りたい情報です。

加えて、留学経験者たちの多くは自分の留学経験を活かしたキャリアを思い描いています。最近では転職も一般的になり、学生が企業に対して求めるポイントも一昔前とは異なってきています。留学経験者たちが思い描くキャリアや、入社後に活躍できる場があるかどうかは、彼らにとって重要です。

さらに、面接を通じて彼らが描くキャリアを探り、入社後に活躍できる場を与えることで入社後のミスマッチを防ぐことも重要です。時間がない中で就職活動を行う留学経験者は、企業分析などが十分に出来ず、入社を決めた後に思い改め内定を辞退することもあります。内定辞退は企業にとって痛手です。留学で就活の準備時間が少ない学生たちのために、短期間で採用しなければならないからこそ、学生に対して情報を提示し、ミスマッチを防ぐ必要があります。

まとめ

いかがでしょうか。留学経験者の採用には通常の採用とは異なった攻め方が必要です。最近では留学が珍しいことではなくなったため、学生の間でも留学それ自体が強烈なアピールポイントとならないことは理解しています。それでも留学する学生が多くなっているのは、留学それ自体を目的とするのではなく、目的を明確にして留学する学生が多いからではないでしょうか。企業の採用活動においても留学で何をしたか、何を得たのかを採用担当者が掘り下げる必要があり、採用担当者の面接力が試されるところです。

関連記事:留学経験者の採用にこそダイレクトリクルーティング!

トレンドは留学生採用だけじゃない

留学経験者は近年増えており、企業側もグローバル人材を採用するため需要が高まっています。
このような採用トレンドの変化は留学生採用に限らず至るとこで起きており、採用担当者にとって採用トレンドを抑えることは急務といえるでしょう。

しかし、一口に「採用トレンド」といっても、新しい採用が蔓延る中、本質的な採用トレンドを見極めるのは至難の技ではないでしょうか。

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