通年採用を始める前に知ってほしいメリット・デメリット

日本では新卒採用と言えば、一時期に集中して行われる一括採用が一般的です。ところが最近では通年採用を実施している企業も増えています。

自社でも通年採用を実施するかお悩みの方のために、今回は通年採用のメリット・デメリットをまとめていきます。ぜひ、通年採用を導入する際の検討材料にしてみてください。

目次

 

通年採用の導入背景

就職みらい研究所の調査「就職白書2018」によると、2019年卒の採用方法・形態の実施予定について、2018年卒からの増加幅が大きいものは「通年採用」でした。

近年は就職活動が短期化・早期化し、さらに売り手市場であることも相まって、学生の採用が困難になっています。さらに留学中の学生など、一括採用では採用できない層の学生が増えていることからも、通年採用を導入する企業が増えているのです。

通年採用のメリット

ここからはいよいよ、通年採用のメリットとデメリットについてまとめていきます。まずはメリットについてまとめていきます。

通年採用のメリットは主に以下の5点です。

1. 欲しい時に欲しい人材が採れる
2. 一括採用では出会いにくい学生に出会える
3. 慎重な選考が可能になる⇒入社後のミスマッチ減少
4. 内定蹴りをされたとしても、容易に補完できる
5. 早期に就活を始めた学生に出会える

それでは1点ずつ見ていきましょう。

 

1. 欲しい時に欲しい人材が採れる

通年採用であれば、その都度企業の置かれた状況に応じて、採用を行うことができます。

一括採用では一度採用した後、その後採用数や採用した人材を変更することはできません。しかし通年採用であれば、急な景気変動や、採用したい人材像、採用数の変更に対応して採用活動を行うことが可能になるのです。

 

2. 一括採用では出会いにくい学生に出会える

通年採用では、留学中の学生や、大学外の活動を積極的に行う学生が応募し易くなります。
一括採用では募集時期・選考時期が一時期に限られており、留学者などその期間に参加できない学生は、選考対象から除外されることになります。

留学ジャーナルの調査「留学白書2018」によると、留学に行く学生数は年々増加傾向にあります。また留学に限らず、ボランティアや部活動など大学の授業以外の活動に力を入れる学生は多く、一括採用ではこの採用市場の変化に適応するのは難しいでしょう。しかし通年採用であれば1年を通して採用活動を行うため、学生は選考時期の制限なく応募することができます

 

3. 慎重な選考が可能になる⇒入社後のミスマッチ減少

春に選考がピークとなる一括採用とは異なり、通年採用では選考時期にピークがありません。したがって採用担当者は一時期に大量の選考を行う必要がなくなり、ゆとりを持って選考を進めることができます。

一括採用では企業・学生の理解を行う期間に限りがあるため、入社後のミスマッチも起きやすくなりますが、通年採用ではミスマッチを減らすことが可能になるのです。

 

4. 内定蹴りをされたとしても、容易に補完できる

通年採用では、内定辞退者の分の人材補完が容易になります。

一括採用では選考時期が限られているため、内定辞退者の分の人材を補完するには追加募集を行うなど別の手を打つ必要があります。ところが通年採用では、内定を辞退されたとしても、その分を随時追加していくのみです。追加募集などを行うと新たにコストが掛かってしまうため、通年採用は一括採用に比べ、柔軟に採用活動を行うことができます

 

5. 早期に就職活動を始めた学生に出会える

通年採用では早期に就職活動を始めた学生の採用が可能になります。

一括採用であれば「〇〇年卒」のように、卒業年次で採用対象となる学生が限定されるため、1・2年生の優秀な学生にはアプローチしにくいという現状があります。しかし通年採用であれば卒業年次に関係なく採用活動が可能になるため、一括採用であれば他社に奪われてしまう学生に対しても、早期段階でアプローチできます。

 

通年採用のデメリット

ここまでは通年採用のメリットについて解説しましたが、次に通年採用のデメリットについて解説していきます。

通年採用の主なデメリットは、以下の5点です。

1. 一括採用よりコストが掛かる
2. スケジュールの面で担当者の負担が大きい
3. 一括採用が開始される3月には注力しなければ、競り負ける
4. 「滑り止め」として応募される恐れがある
5. 採用広報が難しい

それでは、1点ずつ見ていきましょう。

 

1. 一括採用よりコストが掛かる

通年採用では常に採用活動を行うため、一括採用に比べコストが掛かります。一括採用であればある一時期に集中的に採用活動を行うため、入社後の研修などのコストも集中敵に発生します。ところが、通年採用では人材の入社時期はバラバラになるため、研修などの費用も都度発生してしまいます。

 

2. スケジュールの面で担当者の負担が大きい

通年採用では一括採用に比べ、スケジュール面で担当者の負担が大きくなります。一括採用であれば夏はインターンシップ準備、秋冬に次回採用計画、春は採用選考、採用選考が終わると振り返り……などのように、各時期に特定の採用業務に集中できますが、通年採用ではそうはいきません。通年採用では一括採用に比べ、採用担当者のスケジュール管理がより難しくなります。

記事 図

 

3. 一括採用が開始される3月には注力しなければ、競り負ける

まだまだ一般的には一括採用が主流です。したがって自社では通年採用を行っていても、一括採用が開始される時期には採用活動に注力しなければ、他社に人材を奪われてしまう可能性があります。

就職活動が盛んな時期(3月~6月)に合わせて就職活動を行う学生はまだまだ多い上に、多くの企業はそのような動向に合わせて採用活動を行っています。通年採用とは言えども、常に採用市場の動向に意識を払う必要があります

 

4. 「滑り止め」として応募される恐れがある

通年採用を行う企業は、学生に言わば「滑り止め」として応募される恐れがあります。一括採用を行う企業の選考に落ちた学生が、通年採用を行う企業に滑り止め合格を求めて応募するケースです。したがって自社への志望度が低い学生が応募してくる可能性が高く、入社後のミスマッチが大きくなる恐れもあります。

 

5. 採用広報が難しい

通年採用では一括採用よりも採用広報活動が難しくなります。一括採用であれば、学生の就職活動時期に合わせてナビサイトへの情報掲載などで広報活動ができますが、通年採用であれば常に学生に企業側からアプローチしていく必要があります。学生において認知度の高い企業であればその点問題ありませんが、認知度が低い企業では採用広報が難しいというのは大きなデメリットです。

 

まとめ

いかがでしょうか。通年採用にはメリットがある一方、デメリットもあります。また昨今は就職ルールの廃止によって通年採用の可能性が指摘されており、今一度通年採用について考えてみる必要があります。自社の採用に適しているのはどちらの採用か、ぜひ検討してみてください。

【関連記事】速報!就活ルールの廃止によって起きる3つの変化とは

通年採用を始める前に

通年採用は近年急激に注目度が高まっています。その背景には日本の採用界の変革があります。
採用トレンドは刻一刻と変化しており、通年採用を検討する上でも採用トレンドを抑えることは急務といえるでしょう。

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Written by 採用GO 編集部 藤原

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