企業は求職者に「選ばれる」もの。求職者に選んでもらう企業になるために

採用活動を進めていく中で、面接で企業側が求職者を「選んでいる」というように思い込んでしまうことはありませんか?企業が求職者を選ぶという考え方では、採用活動は長い目で見ると上手く機能しません。今回はそんな考え方を改め、求職者に選ばれるための方法や、採用に至らなかった求職者との良い関係の築き方についてご紹介します。

“選ぶ立場”と思ったら大間違い!求職者も我々を選んでいる

「面接に来てくれたらこっちのものだ」と思っていませんか?近年は人手不足の傾向にあるので、実は企業よりも求職者のほうが強い立場にあるのです。言語や態度、職場の環境を含め、求職者から見定められていることを意識する必要があります。

・働くまでは“お客様”対応を徹底する

求職者を採用し、働きはじめるまでは、相手は“お客様”です。優秀な人材ほど、「君づけ」や「タメ口」に拒絶反応を起こし、たったひと言が会社を辞退するきっかけになってしまうことも…。採用に至らなかった場合でも、会社のファンでい続けてもらうために、丁寧な対応を心がけましょう。

・面接官でない社員こそ求職者から“審査”されている

求職者は、直接関わることのない社員の振る舞いや表情もしっかり見ています。来社時に対応するスタッフの言葉遣い、エレベーター内での社員同士の会話、会社の雰囲気などから、自分に合う会社かどうかを見定めているのです。

 

【実際にあった!選考辞退の例】

Sさんは福岡市のある企業Hを中途採用で受けていました。二次面接のために企業のオフィスに行ったSさんは、面接での感触も良く、企業への志望度も高まっていました。

ところが、面接後にエレベーターに乗った時に事件は起きました。なんと同じエレベーター内の社員と思われる人々が皆、疲れ切った顔をしていたのです。活き活きとした雰囲気の職場で働きたいと思っていたSさんは、この光景にショックを受けました。

数日後、他の企業Tから内定をもらったSさんは、別企業Tの雰囲気を気に入り、入社を決めてしまったのです。当然企業Hの選考は辞退することとなり、企業Hとしてはショックな出来事でした。

人手不足の時代において、採用は全社的な課題です。是非一度、自社の社員は求職者にどういった対応をしいているかを確認し、どうすれば好印象を与えられるかを会社全体で検討してみてください。


・事前イメージとのギャップをなくす

採用面接の目的は、採用基準を満たす人材に自社への入社を決意してもらい、入社後に活躍してもらうことです。入社前に抱くイメージと、入社後の現実とのギャップを小さくすることが大切です。

ギャップを埋めるためには会社の実態を伝えることが必要ですが、説明会や一次面接など、まだ自社への熱が低い状態では次の選考に進んでもらえない可能性があります。そのため自社への熱が高まってきたと判断したら、

「残業は少なくないけれど、大丈夫ですか」

「数字にはシビアな会社ですけど。耐えられますか?」

といった質問をしながら自社の実態を伝え、同意してもらうやり取りを行いましょう。

辞退を防ぐ内定連絡の極意

内定辞退を防ぐためには、以下の2つが大切です。

・面接終了から内定連絡までは、スピーディに

面接後、内定を早く出すことは大変重要です。というのも優秀な人材であるほど、並行して複数社から内定をもらうことがあるからです。このような場合、最初に内定を出した企業に入社を決める人が多いので、内定連絡はスピード勝負なのです。

一般的には、「最終面接後3日以内に電話で連絡が入るもの」という情報が当たり前になっています。


・採用通知時の言葉の添え方で、求職者のモチベーションを上げる

内定辞退の防止や初出勤日に対する不安を和らげるために、適切な言葉掛けを行いましょう。

例えば採用通知連絡の場合、

「○○さんが入社してくれるということで、うちの課長がものすごく喜んで『歓迎会のお店どこにしよう』なんて盛り上がっていましたよ」

といった言葉を添えるだけで、自分を迎え入れようとしてくれていることが伝わるので、初出勤までの不安が大きく緩和されます。

不採用を知らせる時の注意点

・“サイレントお祈り”は厳禁!

サイレントお祈りとは「不採用の場合には連絡しない」対応のことを指します。不採用通知のメールに、「○○様にとってよいご縁がありますよう、お祈り申し上げます」というフレーズから“お祈りメール”という就活用語が生まれました。そこから転じて、採用可否の連絡をしないことを「サイレントお祈り」と言います。

不採用になった求職者からも「良い会社だった」と思ってもらうことは重要です。自社に興味を持ち選考に進んでくれた求職者に対し、誠意を持って対応することかできるかどうか、企業の品格が問われます。

・不採用でも会社やお店のファンでいてもらうコツ

不採用になった求職者も、自社商品の顧客になり得ることを忘れてはいけません。そのためには、不採用となった求職者にも必ず連絡を入れることは必須です。

不採用の連絡を入れる際、以下の3つを意識しましょう。

・できるだけ電話で連絡する

・求職者が人格否定されたような気持ちにならないように注意する

・「あくまでも自社と縁がなかっただけで、こちらも採用に至らず残念である」というニュアンスを伝える


万が一メールでの連絡になる場合には、言葉の1つ1つに注意した対応が必要になります。

就労開始に向けた業務連絡のポイント

求職者の新環境に対するモチベーションを保つ上で、最も重要なのは接触頻度です。求職者の不安な気持ちを緩和するために、意識的にこまめに連絡を入れるなどの配慮が大切です。例えば入社後の歓迎会の日取りなどのやり取りを入れると、スムーズに入社当日を迎えられるようになるのでおすすめです。

まとめ

今回は、求職者に選んでもらう方法や、採用に至らなかった求職者との良い関係の築き方についてご紹介しました。採用活動は、採用が決まれば終わり、ではありません。入社し、活躍してもらうまでが採用活動です。

どんな会社なら求職者が働きたくなるか、これからもファンでいたいと思ってもらえるかを意識し、求職者目線を徹底することで、採用の精度を高めることができます。

 

Written by 採用GO 編集部 渥美

 

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