グループ9社での統合採用へ。リクルートから読み取る採用の変化

リクルートが19卒から統合採用や通年採用、30歳まで応募可能といった様々な特徴のある方法での採用を開始し、注目されています。リクルートに限らず、新しい採用方法を検討する企業は増えています。今が採用方法について改めて見直す時ではないでしょうか。今回はそんな新しい採用方法について、メリット・デメリットをあげて紹介していきます。

目次

 

そもそもなぜリクルートは新しい採用方法を取り入れたのか

 

リクルートの採用方法の変化の裏には、その企業風土が関連しています。

リクルートには、「まだ、ここにない、出会い」というメッセージにもあるように、何でも新しい事に挑戦していく風土があります。したがって、多様性のある人材を確保して会社に新しい風を吹き込めるように、という意図をもって新しい採用方法をとっているのです。

リクルートの採用方法の特徴とは?

それでは、リクルートは具体的にどのような採用方法をとっているのか見ていきます。大きく、

1.グループ統合採用
2.通年採用
3.30歳まで応募可能 

の3点が挙げられます。これから1つずつ説明していきます。

 

1.グループ統合採用

グループ統合採用とは、親会社が一括で採用した後に、グループ内で個人に合った配属先を決める採用方法です。リクルートでは、親会社である株式会社リクルートにより採用した後、新入社員を下記の会社に配属しています。

・リクルートキャリア

・リクルートジョブズ

・リクルートライフスタイル

・リクルートマーケティングパートナーズ

・リクルート住まいカンパニー

・リクルートコミュニケーションズ

・リクルートテクノロジーズ

・リクルート

統合採用をすると新しい人材を子会社のどこにでも配属できるため、企業の意向に合わせて好きな所に人材を配置することが可能となります。その結果として選択肢を増加させ、

・優秀な人材をばらけさせる

・会社や部署に必要なタイプの人材を、それぞれに配属する

・志望倍率の偏りをなくす

といったことが可能となります。

 リクルートは今までグループ会社内での志望倍率に差があり、またグループ会社を併願する学生も多かったことから、企業と学生の両方の面でプラスとなる統合採用という方法をとったのです。

 

リクルート以外の会社でも、例えば日本郵政や統合採用を取り入れており、この先ますます増えてくる方法となるでしょう。複数のグループ会社がある企業には特に取り入れていただきたい採用方法です。

ただ統合採用をする際には、就業者と企業間での認識の相違を無くすため、各社の就業条件や待遇面での違いを明示しておくよう、気を付けることが大切です。

 

2.通年採用

 通年採用とは、一年を通じて応募をうけつける採用方法です。

 例年の新卒採用は、3月にエントリーが開始され6月から選考を行うという流れなのに対し、通年採用は365日いつでもエントリーを受け付け、4月の入社に向けて選考を行っていきます

 image1

 図1 一括採用と通年採用のスケジュールの違い    

 

通年採用のメリット・デメリットとは

それでは通年採用のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか見ていきます。

  

 メリット

・規模の小さな会社でも時期を絞らないことによって人材確保をしやすい
・新卒一括採用などで出た内定辞退者を後から補完することが可能となる
・長期留学者などの一括採用の採用フローに合わない優秀な人材を獲得することができる

 

  デメリット

・一括採用よりもコストがかかる
・一括採用での就職に失敗したような人材の滑り止めとして位置づけられてしまう可能性がある

  

詳しいメリット・デメリットについてはこちらの記事を参考にして下さい。

【通年採用を始める前に知って欲しいメリット・デメリット】

リクルートは通年採用を行うことにより、一括採用では出会うことの出来ない、長期留学をしていた人材や部活の引退前で忙しくて受けられなかった人材などの多様性のある人材を獲得しているのです。

 また最近経団連が、新卒学生の就職活動において通年採用を広げていく見解を述べました。経団連の意思表示がされた以上、大企業を含むますます多くの企業が、新卒一括採用だけでなく通年採用を採り入れていくと思われます。

 大企業に優秀な人材が採られないよう、長期インターンシップの開催など、何らかの手を打つ必要性が高まってきているといえるでしょう。

 

3.30歳まで応募可能

リクルートでは、30歳以下であれば既卒者や就業経験者も応募を可能としています。

従来の新卒採用は、年齢としては4年制大学でいえば22歳、短期大学の学生であれば20歳と20代前半のみ応募可能な場合が多かったので、大幅な引き上げであると言えます。

新卒年齢引き上げのメリットとデメリットとは

 それでは、新卒年齢引き上げのメリットとデメリットをお伝えします。

メリット

・海外に長期留学していた人
・大学院に進学した人
・自分で起業していた人

などの優秀な人材を、新卒の枠で採用することが可能

デメリット

・各自のスキルが高くないと、新卒で採用した時の人材のスキルの方が高くなってしまう

 

メリットにも挙げましたが、新卒年齢を引き上げることによって様々な背景や能力を持った人材を獲得することができるため、多様性を求めてリクルートはこの方法を通年採用と並行して採り入れています。

 

また実際に導入している企業としては、ヤフーやクックパッド、損保ジャパン日本興亜などが挙げられます。

 有効求人倍率が年々高まる中、年齢によって制限をしてしまっていては更に人材獲得が難しくなってしまうのではないでしょうか。また、一括採用では出会えなかったような人材を見つけることができる方法のひとつだと言えます。今一度、採用する人材の年齢制限について考えてみると良いかもしれません。

 

まとめ

 以上がリクルートから読み取る採用方法の変化でした。通年採用や、30歳まで応募可能になるといったリクルート含む大企業の動きは、中小企業にも大きく影響を及ぼすのではないでしょうか。是非通年採用や新卒年齢の引き上げについて理解した上で、企業様の今後の動きに役立てていただけたらと思います。

リクルートをはじめとして、様々な企業に採用変革が起きています。売り手市場の今、採用トレンドは刻々と変化しており、そのトレンドをキャッチし適応して行くことが採用担当者にとって急務となります。

HR Forceでは採用トレンドセミナーを無料で実施しております。「年収や時給は1円も上げなくていい」「令和=マーケティング採用元年」「求人口コミサイトの破壊的影響力」など、採用担当者が知っておくべき採用トレンドを大公開!是非この機会にセミナーに参加して他社と差をつけませんか?詳細は下記画像をクリック。

採用トレンド大公開セミナー

Written by 採用GO 編集部 藤澤
採用GOを運営する最先端のHR企業 HR Forceとは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最も読まれた記事

インディードCMの女優はだれ?CMの評判は?

【人事必見】インフルエンザって有給扱い?欠勤扱い?休業手当は出すべき?

外国人採用の成功企業事例 7選!

人事担当者は要注意!「採用」と「内定」違いを理解してトラブル回避