求人ボックスは「株式会社カカクコム」が2015年から運営する、求人特化型の検索エンジンです。
求人検索特化型の検索エンジンとは一つのサイトではなく、インターネット上に公開されている求人情報を検索できるシステムを指します。
そのため、求人サイトと比較しても膨大な量の求人情報を閲覧でき、求人ボックスは100万件以上の求人情報を掲載しています。
また、カカクコムは「価格.com」を始めとした、さまざまなサイトを運営しており、利用したことのある人はその便利さを体感しているでしょう。
求人ボックスもユーザーが使いやすいように構築されており、2017年時点で30万人だった月間利用者数は、2022年には800万人を超えるまでに成長しています。
参考 : 求人ボックス
求人ボックスは無料からも求人広告の掲載ができ、広告料を支払うことで求人の露出を増やせる仕組みになっています。
インターネット上でアカウントの作成ができ、求人ボックスのフォームに従って記入するだけで、すぐにでも広告掲載をスタートできます。
また、自社の持っている求人ページを求人ボックスにインデックスさせることも可能です。
いずれの掲載方法も広告料を課金することで、検索結果上部のPRスペースに求人が掲載されるようになり、求職者への露出を増やせます。
また、求人ボックスの広告料はクリック単価制の成果報酬型広告です。
求人ページがクリックされた分だけ課金されるので、長期間掲載して広告効果がなければ、費用は発生しません。
クリック単価は25~1,000円の間で設定でき、予算に合わせた広告が可能です。
求人ボックス以外にもIndeedやスタンバイなど検索エンジン型の求人プラットフォームは存在します。
ここでは求人ボックスならではの強みに注目していきます。
求人ボックスはカカクコムの運営する求人プラットフォームです。
カカクコムは価格.comを始めとした、優れたUI(ユーザーインターフェース)をもつサイトを手がけており、求人ボックスも使いやすいシンプルな設計になっています。
求職者は求める求人情報に素早くアクセスでき、仕事探しから応募までの流れをシームレスに完了できます。
多くの人材が集まるので、企業側は十分に選考を行えるでしょう。
求人ボックスでは、カカクコムが構築する独自の検索ロジックで掲載順位が決まります。
4つの項目から総合的に求人ページが評価され、求職者とマッチした情報が検索結果に表示されるようになります。
また、求人ボックスはこの4つの評価基準を公開しており、SEO対策がうちやすいことも使いやすい理由です。
求人ボックスは幅広い属性のユーザーが利用しており、男女比率、年齢に極端な偏りがありません。
また、ユーザーの数は関東圏が半分近く占めているものの、人口の多さが影響しており、各地域の求人も満遍なく扱っています。
職種に関しては新卒者は少ないものの、正社員とアルバイトの比率はちょうど同じくらいです。
幅広い層から求人を募集したい場合は、求人ボックスは最適な選択肢の一つといえるでしょう。
求人ボックスを企業の採用活動に取り入れることで、さまざまなメリットを得ることができます。
特にコスト面と、求職者への露出などで効果を発揮するでしょう。具体的に説明していきます。
通常、求人サイトに広告を掲載する場合は、広告期間が決められます。
求人ボックスの場合は、広告期限を決めずに半永久的に掲載が可能です。
もちろん適切な運用を行わないと、掲載順位が落ちてしまいますが、長期にわたって募集をかける際に都度広告を出稿する手間もありません。
また、古くなった情報は更新することで、求人ボックスに自動的に反映されます。
有料広告への切り替えも可能なので、予算や応募者数など、その時の状況に合わせて、柔軟に求人を集められるでしょう。
求人ボックスにはさまざまな職種が掲載されています。
求人ボックスのガイドラインに反さない求人であれば、事業規模、職種を問わずに求人広告を掲載でき、個人事業主も利用が可能です。
一方の求人サイトは、職種や条件に合わせてサイト自体がターゲティングされており、掲載のためにはサイトごとに定められるいくつかの条件をクリアする必要があります。
掲載できる職種の制限が比較的軽いことから、求人ボックスは多くの企業に利用されています。
求人ボックスは無料から求人情報の掲載が可能なため、採用コストの削減につながります。
一般的な求人サイトでは、一カ月に20万円以上の掲載料金が必要ですが、初期費用ゼロから運用できることは求人ボックスの大きなメリットです。
仮に、「リスティング広告」「有料オプション」などの有料プランに移行した場合でも、どちらもクリック課金制のため、広告効果がなければ無駄な費用がかかることもありません。
また、すでに自社サイトや他の媒体で求人ページを所有している場合は、求人ボックスにインデックスさせることで、コストはそのままに求職者からの導線を拡大できます。
求職者にとって魅力的な求人ページを作成し、採用プロセスを適切に構築することで、さらなる採用単価の削減にもつながります。
求人ボックスの仕組みやメリットについて解説してきました。
わかりやすいUIと検索アルゴリズムをもつ求人ボックスは、求職者と企業のマッチング精度を高めてくれる、求人検索プラットフォームです。
初期費用をかけずにスタートでき、採用コストを抑えられることから事業規模にとらわれず、さまざまな企業で導入が可能です。
すでに他の媒体で掲載していても、求人ボックスを併用することで、有利に採用プロセスを進められるでしょう。