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あなたの会社も受給対象?キャリアアップ助成金とは

作成者: HR Force|2024.02.28

キャリアアップ助成金とは

キャリアアップ助成金は、日本の厚生労働省が提供する助成金制度の一つです。
働く人々の職業スキルの向上や、新たなキャリアの発展を支援することが目的とされています。
キャリアアップ助成金には、【正社員化支援】と【処遇改善支援】の2つの分類があり、
さらに6つの支援コースにわけられています。
それぞれ助成金を受給するための要件が異なります。

▼キャリアアップ助成金の分類とコース

本記事では、より多くの企業様が要件に該当する可能性が高い、
「正社員化コース」について解説します。

キャリアアップ助成金「正社員化コース」とは?

事業主が、
・パート・アルバイト、契約社員などの「非正規雇用労働者」を正社員に転換する場合
・人材派遣会社からの派遣社員を自社に直接正社員雇用した場合
に受け取れる助成金です。

受給の対象となる「労働者」

パート・アルバイト、契約社員、派遣社員などの「非正規雇用労働者」のみが対象です。
また、就業規則に則して6ヶ月以上雇用されていることなども対象条件となります。

受給の対象となる「事業主」

キャリアアップ助成金の支給対象となるには、
以下の5つの条件を全て満たしている必要があります。

また、正社員コースの対象となるためには、独自の要件がいくつか定められています。
例えば、非正規雇用労働者を正社員に転換する場合には、以下のような要件があります。

支給額

助成金支給額は以下の通りです。
主に資本金や出資金の金額によって企業規模が分類され、支給される助成金の金額が
異なります。

自社はどの企業規模に該当するかは、厚生労働省出典「キャリアアップ助成金のご案内」
から確認することができます。

また、以下のような条件を満たす場合、支給額が加算されることがあります。
いくつか条件があるため、自社で適応できるか確認するようにしましょう。

申請に必要な「キャリアアップ計画」とは?

キャリアアップ助成金を申請するには、「キャリアアップ計画」の事前提出が必要です。
正社員へ転換予定の労働者について、キャリアアップのための道筋を事前に計画立て、
労働局へ申請します。


申請を行う場合は、事前にキャリアアップ計画を作成し、コース開始の前営業日までに
管轄労働局長に提出を行います。念のため、作成したキャリアアップ計画は、
申請前に管轄労働局で不備がないか確認してもらうことをおすすめします。

まとめ

本記事でご紹介したキャリアアップ助成金は、社員のスキル向上や新たなキャリア発展を支援できる制度です。
人手不足が深刻な中、採用活動や、既存社員の育成やキャリア形成への支援は非常に重要です。助成金をうまく活用することができれば、採用コストを抑え人材採用に取り組むことができるようになります。
まずは、助成金要件にあてはまるかチェックすることからはじめましょう。

※キャリアアップ助成金について、「厚生労働省ウェブサイト」から詳細を確認できます。

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