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脱サクラ応募!わずか2か月で2名採用に成功。障がい者福祉施設の採用を変えた秘訣とは?

作成者: HR Force|2024.10.16

Recruiting Cloud(リクルーティングクラウド) 導入成功ストーリー vol. 29

特定非営利活動法人さつき寮 
設立年  : 2003年5月1日
本社   : 埼玉県熊谷市妻沼1461番地3
事業内容 : 知的障がいのある方、高齢者に対する生活寮・生活ホーム・
     グループホーム等の生活支援/就労支援
従業員数  : 25名
採用職種  : 介護職
雇用形態  : 正社員/パート

採用のお悩み:  応募が来ない、新聞の折り込み求人でサクラにあったことも

――富田様の普段の業務について教えてください。

ここ10年は人事含め、経営に注力しています。
実は知的障がいのある方のための施設は、どこも同じようなことをやっていて他社との差別化がありません。
そこで、私が経営にまわり、どういう形なら他社のサービスとの違いを出していけるのかという経営的視点で指導や企画をしています。

1年前に別の企業と合併し、非常に大きなグループになりましたが、採用に関しては求人広告を出すところから応募者対応、面接まで全て私が行っています。

――リクルーティングクラウド導入前は、どのようなお悩みがありましたか。

もともとは新聞の折り込みに求人を出していましたが、その時はサクラ応募*¹ (架空の応募)が非常に多かったです。
サクラの方々は面接時間になっても来ませんし、ひどい時には合格の通知を出してから来なくなる。最後は、新聞折り込みの広告会社が持っている派遣を勧められてしまいます。
それをきっかけに、折り込み広告での求人はもう限界なんじゃないかと思うようになりました。

ハローワークでも求人を出していましたが、高年齢の方ばかり。70代の方が大半です。
もちろんまだまだ元気な方ばかりですが、それでも若い知的障がいのある利用者さんの介助をするには、体力の面から難しい。やはり、年齢的には利用者さんと同じくらいの方のほうが望ましいですね。

 *¹ サクラ応募…架空の応募をして、成果が出たかのようにみせること

導入の決め手: より多くの人目につくWEB上に求人が出せる

――どういったきっかけでリクルーティングクラウドを知りましたか。

事業統合という背景もあり、なかなか応募が集まらない施設に求人広告の費用をかけても良いのではないかという話があがりました。
新聞広告よりも、幅広く、より多くの人目につくところに求人を出したいと考え、
webが主流の時代に、オンラインを活用し幅広い求人サイトに求人を出せるリクルーティングクラウドにお願いしました。

導入後の成果: 2か月弱で9名の応募獲得、掲載を止めないとどんどん応募が来てしまう

――リクルーティングクラウドを導入して、応募状況に変化はありましたか?

これまで35年間採用に携わってきましたが、
これだけの反響があり、なおかつ採用が決まるようなことはHR Forceさん以外にはありえません。
2か月弱で9名の応募があり、2名の採用が決定しました。
掲載を止めないとどんどん応募が来てしまうので、今は求人掲載を一旦停止しています。

応募者が多すぎるのが、良い意味での困りごとですね(笑)

応募後の取り組み: 採用の決め手は「利用者さんの目の輝き」

――採用決定のために工夫していることはありますか。

基本的に、応募が来たらすぐに対応しています。
もちろん迷惑になりそうな時間帯には送らないよう配慮をしますが、できる限り早めの対応を心がけています。

採用を決める際は、普段から3つのことを意識しています。
1つ目は、私の他に2人の職員に同席してもらい、みんなが「この人はやっていける」と思えるかどうか。
2つ目は、利用者さんに会ってもらい、反応がどうだったかを見ています。
3つ目は、応募してくださった方に、うちで大丈夫なのかを再度確認しています。

特に重視しているのは、利用者さんの反応ですね。
利用者さんの顔つきを見れば、その瞬間に、この人がうちで働いてうまくいくかどうかがわかります。
相性が良いと思えば「あの人が来てくれたら楽しいな」という表情になるし、利用者さんからどんどん話しかけにいくんですよ。
利用者さんの目の輝きで決まるということがほとんどで、採用においての職員の目はまだまだ節穴かもしれないですね(笑)。

今後の展望:通り一遍のサービスではなく「人の心の温かみ」を重要視

――今後の採用活動についての展望を聞かせてください。

今の福祉や介護の業界は、どこも通り一遍のサービスばかりです。
綺麗な食器を使い、お揃いの制服にして、個室を用意するようなサービスが増えてきており、そういったものが高額になっています。
でも、やっぱり人の心の温かみのあるようなサービスでないといけませんよね。

これからは深くサービスを追求していかないと、業界が栄えていきません。
金額に対しても、報酬単価に見合ったサービスを提供して生きたいと考えています。
今の介護業者は、はっきり言っていかにお金を取るかということばかりを考えている。
それが、この業界の非常に大きな問題だと思っているので、そこを変えていければと思います。

そのためにも、ゆくゆくはサービスに対して意見を持てるような方を採用したいですね。

――最後に、リクルーティングクラウドをご活用いただく中で、どんな企業様におすすめできそうだと思いますか。

まだ折り込み広告を出しているような企業の方には、ぜひともリクルーティングクラウドを知って欲しいです。
はっきり言って、今はもう新聞や雑誌の時代ではありません。

今回、リクルーティングクラウドを使ってみて、費用対効果が非常に良いなと感じました。
実はグループ企業にも紹介しているところです。

――特定非営利活動法人さつき寮  富田様、貴重なお話をありがとうございました!