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【セミナーレポート】変化に対応できる人材採用!主体性とアジャスト力を測る面接テクニックとは

作成者: HR Force|2025.05.02

目次

  1. .はじめに
  2. .セミナー概要
  3. .企業が見抜きたいポイント
  4. .実践に向けたアドバイス
  5. .まとめ

1.はじめに

入社後成果を発揮し続けられる人材とは?

「面接で、入社後に活躍してくれる人材を見抜きたい!」
そう感じている採用担当者の方、必見です!本セミナーでは、応募者の表面的な情報だけでなく、その奥にある本質を見抜き、入社後に成果を発揮し続けられる人材を見つけるためのテクニックを徹底解説。このレポートを読めば、あなたも面接のプロになれるかも!?

2.セミナー概要

入社後成果を発揮し続けられる人材を見抜くための面接テクニックについて深く掘り下げていきました。まず採用を取り巻く環境の変化と、企業が面接で見抜きたいポイントについての市況データの紹介と解説をしました。

特に、
・企業が面接で見抜きたいのは技術やスキルではなく「マインドセット」であること
・書類選考だけでは候補者の本質を見抜くことは難しいこと
を重要なポイントとして挙げました。


その上で、応募者の「発言内容」に焦点を当て、その分析方法を通じて本質を見抜くテクニックをお伝えします。

3. 企業が見抜きたいポイント

セミナーでは、企業が面接で引き出してほしいポイントとして、以下の3点を挙げました。

1.入社後にパフォーマンスを上げ続ける人材の傾向を理解すること
候補者が自社の社風やカルチャーにマッチするかどうかも大事ですが、セミナーの中では「変動する評価項目」を随時察知し、評価を取りに行く動きが出来る人材と定義しました。

 理由① 組織が評価をするから ※部署の上司が評価をするから
 理由② 組織には評価項目が存在しているから 
 理由③ 評価項目(成果や期待の明文化) は、変動要因であるから
 ※(会社方針の変更・部署移動・上司変更・新サービス・新規事業 等で変わるもの)


2.アジャスト力
「変動する評価項目」を随時察知し、評価を取りに行く動きが出来る人材はどんな環境にも適応し続けることが出来る「アジャスト力」があると言えます。
アジャスト力があるかの見分け方

 ・他責思考ではなく「自責思考」 ※免責を排除できる思考
 ・勉強嫌いではなく「勉強好き」 ※新しいことに挑戦することが好き
 ・マイナス発想ではなく「プラス発想」 ※不満を言わず、感謝の気持ちを伝えること
 ・反発的ではなく「素直」 ※頭から否定せずに受け入れること


3.自社の求める人物像との合致
候補者が自社の求める人物像に合致しているかを見極めます。これらのポイントを見抜くためには、面接官自身が自社のことを深く理解しておく必要があります。また応募者の本質を見抜くためには、質問の設計が非常に重要なため、具体的な質問例とその意図を2つ紹介しました。

 ①「学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?」という質問を通じて、候補者の価値観や行動特性を探る
 ②「最近経験した困難な出来事は何ですか?」という質問を通じて、候補者の問題解決能力やストレス耐性を確認する

質問ごとに見抜きたいポイントを明確にすることが重要です。

4.実践に向けたアドバイス

実際の面接で活かすためのアドバイスを3つご紹介します。

1.面接官の役割
面接官は単に候補者の合否を判断するだけでなく、自社の魅力を伝え、候補者の入社意欲を高める役割も担っています。そのため、面接官は会社の代表として、誠実かつ魅力的な対応を心がける必要があります。

2.評価項目の変動への対応
会社の状況や部署の変更などによって、評価項目は常に変動することを理解しておく必要があります。変化に合わせて柔軟に対応できる「アジャスト力」を持つ人材を採用することが、組織の成長につながります。

3.候補者の主体性を引き出す
これからの時代は、指示待ちではなく、自ら考え行動できる人材が求められます。面接では、候補者の主体性を引き出す質問や、主体性を評価できる質問を設計することが重要です。

5.まとめ

今回のセミナーでは、入社後成果を発揮し続けられる人材を見抜くための面接テクニックについて解説しました。重要なのは、表面的な情報だけでなく、発言内容を深く分析し、候補者のマインドセットを理解することです。今回学んだテクニックを参考に、ぜひ今後の面接で実践してみてください!