Indeedは世界最大と言われる求人プラットフォームです。多くの企業が求人広告を掲載し、求職者の利用者数は月間で2700万人にもおよびます。
では、なぜそんなにも多くの企業や求職者が利用するのでしょうか?
Indeedは求人サイトではなくGoogleやYahoo!と同じ検索エンジンです。
求人情報に特化した検索エンジンのため、求職者は登録しなくても気になる企業の情報や、自分が探している職種の求人情報を手に入れられます。
企業側は無料から求人広告を掲載でき、人材確保に必要なさまざまなツールの利用が可能です。有料で求人を掲載すると、求職者に対しての露出も増え、よりスピーディに採用までコミットします。
また、Indeed自体も他の検索エンジンからの評価が高く、Indeedに広告を掲載すると多くの人の目にとまりやすいというメリットがあります。
Indeedのアカウント作成は非常に簡単です。
以上で完了です。ただし、メールアドレスを使って登録する場合、フリーアドレスだと信頼性が低いと判断され、アカウントが作れない場合もあります。可能な限り企業ドメインのアドレスを使用しましょう。
次に掲載手順を説明します。アカウント作成と比べると手順は多いですが、ガイドラインにそって入力するだけで求人掲載が完了します。
必須
具体的な仕事の内容、アピールポイント任意
求める人材4. 応募受付情報
5. 有料、無料の選択
有料の場合
求人予算の設定無料の場合
「有料オプションを利用せずに求人を掲載」を選択6. 登録者情報の入力
以上の情報を入力すると、72時間以内に審査され、クリアすると求人が掲載されます。
Indeedでの掲載効果を最大限高めるコツを紹介します。
魅力的な求人広告を作成することで、求める人材が求人ページに集まります。
良い求人広告を作成するには、求職者の求める条件と求職者が企業と共感できるポイントを掲載することが大切です。
求職者の求める条件とは例えば「週休2日」「交通費支給」など労働条件に該当するタグです。Indeedでは検索ページに選択したタグが掲載され、求職者はタグを頼りにマッチングする企業のページを訪問します。
一方の共感できるポイントは、企業のビジョンや理念などを記載するようにします。ビジョンを記載することで、会社との相性の良い人材が集まりやすくなり、採用後のミスマッチを防げるようになります。
キーワード選定に力を入れることで、Indeed内の検索順位をあげるSEO対策も可能です。
Indeedでは求職者の過去の行動データを蓄積しており、企業と求職者のマッチング精度とスピードを高めています。
そのため、求職者にとって見つけやすい求人広告はIndeedの検索アルゴリズムに高く評価され上位表示されやすくなります。
また、Indeedでは有料と無料のプランでSEOのアルゴリズムが変化し、有料ではクリック単価によって掲載順位が上がり、無料では広告掲載後が最も順位が高く、時間経過によって徐々に表示されなくなります。
キーワード選定を行うことで、早いうちから求職者に見つけてもらいやすくなり、有料プランでは広告費の削減、無料プランでは表示期間中での採用が可能になります。
また、アプリ版のIndeedでは「発見」機能がついており、Indeedの求職者に人気のキーワードをリアルタイムで調べられます。SEOで有利になり、求職者の動向を知れるので利用しない手はありません。
また上位に表示されるようになります。
indeedで人気のキーワード
必要な人材にリーチするためには、職種の書き方とカテゴリー選択も重要です。
Indeedでは職種名で検索されることが一般的です。またIndeedの検索ページには職種名が最も大きく表示されます。
ターゲット層は主に掲載されている職種をみて、求人ページをクリックします。
そのため、職種の書き方にもコツを知っておくことでターゲット層へのリーチが高まります。職種を記載するときは以下の2つを意識して効果的な書き方をします。
具体的な例
・営業/法人向けのルート営業(正社員)
・事務/輸入商社での一般事務
・製造スタッフ/製菓工場でのお菓子製造
WEB版Indeedの検索ページには求人広告に乗っている情報のうち上から順に「タイトル(職種)」「会社名」「エリア」「タグ」「給与」「雇用形態」「アピールポイントの一部」が表示されます。
これらを充実させることで、求職者の関心を引くことができます。
タイトルは大きく分類される職種と、補足となる具体的な職種が掲載されます。
大きな職種とは「薬剤師」や「公務員」など求職者が検索しそうなワードが適用され、具体的な職種とは作業内容を説明する文言です。
大きな職種は思い浮かべやすいですが、具体的な説明が思い浮かばなければ、すでに掲載されている同じ職種の求人を参考にしましょう。
重要なのはターゲット層が検索するワードを含めることです。奇抜なものを書くと検索に現れない可能性があるので注意しましょう。
応募条件の一部はタグで表示も可能です。
アプリ版のIndeedでは求職者はタグを選択することで、希望求人を絞り込みます。ターゲット層にリーチするタグを設定することで、クリック率アップにつながります。
また、給与や雇用形態は具体的に記載します。
曖昧に濁したり、実際の賃金と異なる数字を記載すると採用後のトラブルにもつながるので注意しましょう。
福利厚生に自信のある企業でも、アピールポイントを条件の羅列にしてしまうと、求職者から共感を得ることはできません。
なるべく有機的な文章で福利厚生や労働条件を説明することで、他の求人と差別化でき求職者の関心を引くことが可能です。
Indeedは無料で求人を掲載できますが、有料プランの「スポンサー広告」ではさまざまな機能やメリットがあります。
Indeedにスポンサー料を支払うことで、求人ページが求職者の目にとまりやすくなります。
Indeedのスポンサー料は「クリック単価×クリック数」で算出されるので、効果が出た分だけの費用しか請求されません。期間型の広告とは異なり、仮に掲載期間中に全くクリックがなければ費用はかかりません。
ちなみに、クリック単価が高いほど上位表示されやすくなります。
Indeedでは企業側が設定した広告予算の中で、AIがクリック単価を算出します。目的に合わせて、4つの運用アルゴリズムから選択することで、広告予算を自動的に最適化してくれます。
Indeedではパートナーシップを組む広告代理店に広告運用を委託可能です。
手数料や出稿料はかかるものの、求人のプロフェッショナルの視点から目標とする応募者数まで最短でコミットします。
社内業務の負担も抑えられるので、人的リソースが不足している場合にも有効です。
適切な広告運用の結果、無事に応募者が集まったら応募者とのコミュニケーションに力を入れましょう。
採用までの密なコミュニケーションで、必要な人材を逃すリスクを回避し、採用後のミスマッチも減らせます。
また、Indeedには、コミュニケーションをサポートする機能も充実しています。
Indeedには応募者を一覧管理できる機能があります。
また、応募者一覧からは、各応募者にメッセージを送ったり、面接の予定を立てたりでき、迅速に採用まで進められます。
応募があったらなるべく早めに丁寧にメッセージを送ることで、採用率を高められるでしょう。
求人ページへのクリック数が高いにもかかわらず、応募が少ない場合は応募フォームが使いにくいことが要因の一つかもしれません。
可能であれば電話とメールのどちらでも、スムーズに対応できる問い合わせ窓口も開設しましょう。
また「Indeedカンタン応募」を有効にすることでさらにスムーズに応募を受け付けられます。
応募希望者のニーズに答えることが応募率をあげるポイントです。
選考プロセスを明確にすることで、応募者とのスムーズなコミュニケーションが可能になり、採用後のミスマッチを減らせます。
Indeedでマッチングした求人との、一般的な採用プロセスの例を紹介します。
1.応募
2.オンライン面接
3.二次面接
4.採用・研修期間
5.本採用
一連の流れを応募希望者とも共有することで、適正なコミュニケーションがとれ、ほしい人材を限られた時間の中で獲得できるでしょう。