外国人採用の成功企業事例 7選!

少子化による労働人口の減少により、人手不足で倒産に追い込まれる企業も少なくありません。人手不足が深刻化する昨今、外国人労働者が新たな労働力として見直されています。また、政府では働き方改革を推進し、日本人の労働時間短縮を図るためにも、外国人労働者を国内に招き入れようという動きがあります。今後は一層、外国人労働者が主要な戦力となってくるでしょう。そこで今回は、すでに外国人労働者を戦力として活用している企業の成功事例を集めてみました。

目次

 

人材不足の現状

現在、中小企業では人材不足が深刻な問題となっています。
人材不足を背景にした国内企業の倒産は、2018年1月から11月で362件に登り、過去最多を更新しました。

人材不足が深刻化している主な原因は、少子高齢化が進み労働人口が減少していることです。企業の採用活動は難航し、採用マーケットではここ数年「売り手市場」がトレンドとなっています。そのため、採用活動は構造的な変革を求められており、人材獲得競争は今後ますます加熱していくでしょう。

また、人手が足りなくなると一人当たりの業務量が増加します。負担が増えることに従業員が不満を抱いてしまうと離職につながる可能性もあります。

有能な人材が会社を離れていってしまえば、さらに人手不足が深刻化するという悪循環に陥ってしまうかもしれません。

人手不足を解消するには、足りなくなった人材を採用することが必要です。今後売り手市場が続いていく国内人材の獲得は競争が厳しく、貴重な人材を確保するのは一層難しくなっていくでしょう。

そこで、成功している企業は日本の内部だけではなく外部にも目を向け、外国人労働者を採用することで解決策を見出しています。

 

外国人労働者の雇用状況

ここで、平成25年から29年の外国人労働者の雇用状況をみてみましょう。

厚生労働省のデータによると、過去5年の10月現在では、外国人労働者を雇用している労働者の数も外国人労働者の数も年々増加しています。どちらの数もここ3年では、前年からの増加率が10%を超えています。

 

外国人雇用事業所の過去の推移
 
外国人労働者数の過去の推移 

(参考:平成29年10月末現在 厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況表一覧)

国内労働人口は減少していますが、外国人労働者は増えています。ということは、市場が縮小してきている国内人材よりも、市場の拡大してきている外部人材の方が優秀な人材を獲得しやすいということです。

採用競合がまだ出てこないうちにどれだけ優秀な外国人労働者を確保できるかが、人材不足を解消するための鍵となるでしょう。

 

外国人労働者の採用に成功した企業 7選

いち早く外国人労働者の採用に目をつけ、主要な戦力として活用している企業を紹介します。
外国人労働者を採用するに至った経緯、外国人労働者が働きやすい会社にするために行なっている工夫についてまとめてみました。 



1. 本多機工株式会社

[業 種]製造業(産業用特殊ポンプ製造・販売)
[従業員数]152名
[採用理由]海外販路の開拓に向け、現地人の問合せに対し、現地語で対応できる人材が必要であるため

[工夫]
  • 外国人社員が必要だという雰囲気を社内で醸成し、受け入れ準備を行う
  • 合同説明会、就活フェア、マッチングアプリなどの様々な機会を活用し、自社が求める人物像をはっきりと伝える
  • 外国人社員が講師を務める英語教室を開催し、日本人社員と外国人社員の相互理解を深める
  • 外国人社員の母国での独立を支援し、現地パートナーとなってもらう

 

2. カシオ計算機株式会社

[業種]製造業(電子機器製造販売)
[従業員数]2,768名
[採用理由]自社のダイバーシティを推進するため

[工夫]
  • 入社後のキャリアプランがイメージしやすい職種別採用を実施
  • イスラム教徒である外国人労働者のためにお祈り部屋を設置するなど宗教に配慮
  • 「母国帰国休暇」を制度とし、外国人社員が有給を申請しやすい仕組みを創設
  • 外国人社員のためにビジネス日本語能力テストの受験料を補助し、円滑なコミュニケーションを促進

 

3. 株式会社IHI(IHI Corporation

[業種]機械
[従業員数]7,670名
[採用理由]

  • ダイバーシティ・マネジメントの一環として組織内において多様性を促進するため
  • 国・地域と関連する戦略要員として採用することで将来的なグローバル展開に対応するため
[工夫]
  • 会社説明会で先輩外国人社員からの声・アンケートを紹介し、実際に働く姿をイメージできるようにする
  • 入社前に個別に4ヶ月間、現地の日本語学校で日本語研修を実施
  • 新入社員研修を日本人の新卒と一緒に行い、同期入社同士の連帯感を醸成

 

4. 富士ソフト株式会社

[業種]情報通信
[従業員数]6,058名
[採用理由]地域と関連する戦略要員として採用することで将来的なグローバル展開に対応するため
[工夫]

  • アイルランド政府産業開発庁の提供する学士卒業生海外企業派遣プログラムを採用し、英語で仕事を進められる環境を整える
  • 職場活性化のために、海外の大学生や国内の留学生などをインターンシップ生として3ヶ月程度受け入れる
  • 役員登用の機会は日本人社員と同等に与える 

 

5. パナソニック電工株式会社(Panasonic Electric Works Co., Ltd.)

[業種]電気機器
[従業員数]12,240名
[採用理由]ダイバーシティ・マネジメントの一環として[工夫]

  • 社員の日本語レベルによってクラス分けをし、ビジネス日本語研修を実施
  • 仕事の進め方に対する日本と海外の違いをワークショップ形式で学ぶ、クロスカルチャー(異文化)研修の実施
  • 経営理念、ビジョンの確認や意味づけを行うための経営理念研修を個別に実施

 

6. 日揮株式会社(JGC CORPORATION)

[業種]建設
[従業員数]2,086名
[採用理由]海外駐在する社員が多く、仕事のメイン舞台が海外であるため
[工夫]

  • ビジネス日本語検定J1以上の外国人社員に対し奨励金を支給
  • 社内の部活動・クラブ活動などインフォーマルコミュニティを通じて様々な人間同士がつながることで、定着を促す
  • 会議室やトイレなどの社内ファシリティ案内を英語で表記、イスラム教徒向けのお祈り部屋の設置、お祈りに際し足を洗うためのシャワールームの設置

 

7. 株式会社ドリーム・アーツ

[業種]情報通信
[従業員数]90名
採用理由]多様な人材による創造性発揮のため
[工夫]

  • 社内パーティなどの行事に参加を促し、日々の業務以外でコミュニケーションの機会を作る
  • 外国人労働者は成長欲求が高いことが多く、短期間でキャリア希望が変わることがよくあるため、年2回の職務アンケートを実施し、本人のキャリア形成に反映
  • 人事施策としてMBO(目標管理政策)360度評価を行い、部長職以上が本人の長所を発見する機会を設ける

 

まとめ

成功企業の事例を見てみると、単に人材確保だけではなく多様性の創出やグローバル化への対応のために外国人労働者を戦力として活用していることがわかります。どの企業も外国人労働者が働きやすい環境を整えて、会社への定着のために日本人社員とのつながりを強める制度を設けているようです。

また、長期的に働いてもらうためには、外国人労働者とともに本人のキャリア形成を考えていくことも重要です。
労働人口の減少によって、外国人労働者の受け入れは日に日に現実味を帯びてきています。外国人労働者は本国を離れて働くことで不安が生じたり、文化的な面の違いで戸惑いが起こることも多いでしょう。そのため、本人とコミュニケーションを取ることを怠らず、継続的にサポートできる環境を整えることが大切です。
外国人労働者の採用を行う際は、自社で必要となるサポートや行うことができそうな支援について考えてみてください。

採用トレンドは外国人採用だけじゃない!

外国人採用は、働き方改革法案施行を皮切りに、近年急激に注目されるようになりました。
このような採用トレンドは外国人採用に限らず至るところで刻一刻と変化しています。
外国人採用を検討する前に、まずは採用トレンドを把握し、自社に最適な採用を見極める必要があります。

HR Forceでは採用トレンドセミナーを無料で実施しております。採用トレンドフォーラム
「年収や時給は1円も上げなくていい」「令和=マーケティング採用元年」「求人口コミサイトの破壊的影響力」など、採用担当者が知っておくべき採用トレンドを大公開!是非この機会にセミナーに参加し、他社と採用力の差をつけませんか?
詳細は上記画像をクリック。 

採用GOを運営する最先端のHR企業 HR Forceとは?

Written by 採用GO 編集部 渡辺

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最も読まれた記事

インディードCMの女優はだれ?CMの評判は?

【人事必見】インフルエンザって有給扱い?欠勤扱い?休業手当は出すべき?

人事担当者は要注意!「採用」と「内定」違いを理解してトラブル回避

外国人採用の成功企業事例 7選!