求人ボックスの採用・応募単価は?

求人ボックスの導入を検討しているものの、どのように運用すれば採用コストや応募単価を下げられるのでしょうか?求人ボックスはIndeedやスタンバイと同じ、検索エンジン型の求人プラットフォームです。この記事では求人ボックスで採用単価と応募単価が決まる仕組みを掘り下げ、コストを下げる方法について解説していきます。

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1.求人ボックスにかかる応募単価

求人ボックスはクリック単価制の成功報酬型広告です。

そのため、求人ボックスに有料の広告を掲載している場合、クリックされるごとに必ずクリック単価が課金されます。

クリック単価は、自分で設定できるものの、職種やエリアなどの条件によって変化するので、ある程度環境にも左右されます。

一方の、応募単価は企業努力次第で改善することが可能です。

– 応募単価=クリック単価×応募率

応募単価は広告にかかった費用を応募数で割ることで求められます。

広告費の総額÷応募数応募単価

広告の効果を表すための指標の一つで、成功報酬型広告の求人ボックスでは特に重要な値です。

また、応募単価の値はクリック数から応募に至らなかった損失も表します。

例えば、クリック単価100円で広告を出航し、1000回クリックされた場合、広告費は10万円かかります。

その中から5名の応募があれば、応募単価は1名あたり2万円という計算になります。

クリックから応募に至らなかった人数を損失として捉え、改善していくことが応募単価を抑えるための主なプロセスになります。

– クリック単価の調整と求人内容の改善が大切

応募単価を抑えるためには、目的にあったクリック単価の設定と、求人内容を充実させる必要があります。

クリック単価は募集する職種やシーズン、エリア、募集数に合わせて適切な数値を設定することが重要です。

求人ボックスは25〜1,000円までの間で最高単価を設定でき、設定した単価の中で広告が入札されます。

また、予算に合わせて自動でクリック単価を設定してくれる機能も備わっています。

基本的にはクリック単価をあげることで、露出を増やすことは可能です。

ただし、クリック単価を上げるだけでは応募単価も上がってしまいます。

大切なのは、求人ページに掲載する情報を充実させることです。

条件や待遇などできるだけ詳細に記載することで、求職者が応募するまでの導線をクリアにします。

また、求人ボックスでは求人タイトルに、職種のメリットについて記載できるので、他社との差別化もできクリック単価を抑えながらクリック数を上げることも可能です。

長期間求人を掲載する際には、継続的に応募単価を算出し、参考にして求人内容を改善していきましょう。

2.求人ボックスにかかる採用単価

採用単価は企業が正しい採用プロセスで、人材を確保できているかという指標の一つです。

応募単価が広告の効率を表す指標なのに対し、こちらは採用全体のコストパフォーマンスを表します。

採用単価を削減することは、求人にかける予算の削減に直接的につながります。

求人媒体の見直しや、求職者とのコミュニケーション方法を見直すことでコストカットが可能です。

成功型報酬広告の求人ボックスを利用することで、採用単価の削減を目指せるでしょう。

– 採用単価=応募単価×採用率

採用単価は採用コストの総額を、実際に採用した人数で割る事で算出できます。

採用コストの総額÷採用者数採用単価

採用コストは広告費、説明会会場費、それらにかかる移動コストなど、採用にかかる全ての費用をまとめたものです。

仮に、100万円の予算の中で広告費や説明会会場費などまかない、5名を採用した場合は、1人あたりの採用単価は20万円になります。

採用単価を下げるには、採用プロセス全体の見直しが必要です。

– 求人内容の改善で応募の質を上げられる→採用率UP

採用単価は応募単価と同じく、職種やエリア、採用時期などの外的な要因によって左右されますが、採用プロセス全体の見直しを行うことで削減が可能です。

求人ボックスにおいては、ターゲットとする求職者とのマッチング精度を向上させ、応募者とのコミュニケーションを密にすることで、採用単価の削減につなげられます。

具体的には、ターゲットとする求職者が検索するであろうキーワードと、採用条件を求人広告に盛り込む必要があります。

また、最新の正しい情報を掲載することも大切です。

万が一、条件の合わない候補者ばかりが集まってしまうと、採用コスト分がそのまま損失になります。

応募を獲得してからは、候補者とのコミュニケーションを円滑にし、シームレスな採用プロセスを行うことで、採用率アップにつながるでしょう。

求人ボックス内では応募者の情報を一括管理でき、連絡も可能なので、ぜひ活用しましょう。

3.求人ボックスのクリック単価とは

応募単価と採用単価に直接影響を与えるのは、求人広告費です。

成功報酬型広告の求人ボックスは、クリックされるたびに広告費が課金されるシステムになっています。

この、ワンクリックで課金される金額のことを、クリック単価と呼びます。

従来の求人サイトは期間や、露出に対して費用が発生するのに対し、仮に長期間広告を掲載しても、効果がなければ費用はかかりません。

また、求人ボックスではクリック単価は広告主側が設定できるので、予算を決めて採用活動を行えます。

– 25~1000円で1円単位で設定可能

求人ボックスでは25〜1,000円の範囲でクリック単価を設定できます。

クリック単価の目安は、募集職種やエリア、シーズンによって流動的に変化します。

求人ボックスでは2つの有料プランを用意しており、上手に使えばクリック単価の設定を自動で行ってくれます。

シンプルプラン
1日の広告予算を設定し、上限1,000円までのクリック単価で自動で広告の入札を行ってくれるプランです。
アドバンスプラン
さまざまな運用ができるプランです。
クリック単価を自分で決めることも可能ですが、利用予算と入札単価の上限を決めることで、クリック数が最大になるよう自動で運用をしてくれます。

– 入札単価が表示順位に影響する

有料プランを利用することで、求人ボックスの検索結果ページ上部のPR欄に掲載されるようになります。

基本的にはクリック単価が高いほど、表示される回数も増え、求職者へのリーチが高まります。

しかし、求人ボックスの場合は、独自の検索アルゴリズムに従って、求職者にマッチした求人情報が優先的に表示されます。

そのため、全く関係のないターゲットに広告をクリックされるというリスクを減らせるので、無駄な広告費も削減可能です。

反対に、ターゲットとする求職者からのクリック率を高めるためには、クリック単価を上げるのと同時に、求人ページに適切なキーワードや待遇、条件を具体的に記載する必要があります。

求人ボックスでの運用の基本は、求人ページのコンテンツを充実させることにあります。

4.まとめ

成功報酬型広告の求人ボックスを利用することで、採用コスト全体を見直せ、採用単価の削減につながります。

また、応募単価を抑えるためには、掲載する求人情報を充実させ、求職者がシームレスに応募できる環境を整えることが大切です。

求人ボックスでは、応募者を一括管理する機能や、自動で広告運用をしてくれる機能もあるので、応募単価と採用単価の削減を目指しやすいでしょう。


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