Indeedの求人広告掲載において知っておきたい有料・無料の違いと、成功するためのポイント

『Indeed(インディード)』を使って無料で求人広告を掲載しているけど、有料プランとの違いが気になる、という人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、Indeedで求人広告を掲載する際の、無料プランと有料プランの違いについて説明します。限られた時間、人員、コストの中で有効な求人方法が見つかるでしょう。

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1.  有料掲載と無料掲載の違い

Indeedに求人を掲載するには2つの方法があり、広告主は「オーガニック求人」と「スポンサー求人」のどちらかを選択して、求人広告を掲載します。

オーガニック求人は無料で求人広告を掲載でき、全く費用をかけずに人材を集められるのがポイントです。

機能制限はあるものの、事業規模にかかわらず求人を掲載できるので小規模事業者から採用コストを削減したい大手企業まで、さまざまな企業が利用しています。

スポンサー求人とはIndeedにスポンサー料を払うことで、求人広告を掲載します。

オーガニック求人と比較して、求職者への露出が増えるので短期間で人材を集めることも可能です。

通常、求人サイトに広告を出す場合、掲載期間の長さによって広告料も変化します。しかし、Indeedの場合は「クリック単価制」のため、仮に長期間掲載して誰もページを見ていなければ費用はかかりません。

ちなみに、Indeedに支払うスポンサー料は「クリック単価×クリック数」で算出され、基本的にこれ以外の費用がかかることはありません。

また、オーガニック求人とスポンサー求人にはIndeed内の検索結果での、表示のされかたに違いがあります。

オーガニック求人

・検索結果ページ下半分以下に掲載
・時間経過によって徐々に下位に表示される

スポンサー求人

・検索結果ページ半分以上に掲載
・クリック単価が高くなることで上位に表示される

このような特性があるため、スポンサー求人は費用がかかる分、求職者の目にとまりやすくなります。

2.  有料掲載のメリットとデメリット

では、スポンサー求人のメリットとデメリットについて解説していきます。

Indeedのスポンサーになると、Indeedの提供する全てのサービスの利用が可能です。

オーガニック求人では使えなかった「パフォーマンスレポート」では、作成した求人ページにどのくらいの求職者が訪れたか、クリック率や応募にかかった費用など細かな指標を確認できます。

初めて有料で掲載する企業でも「自動入札ツール」を利用できるので、思ったよりも高くなってしまった、ということが減らせます。

また、手数料を支払うことで外部の広告代理店にIndeedの広告運用を委託でき、社内の業務負担を減少できます。人的リソースが足りていないという企業にはおすすめの方法です。

一方のデメリットは、自社で運用する場合、運用ノウハウがないと、かけたコストに対して求人が集まらないということも起こります。

広告費用をかけ、露出が増えてクリック数も好調ではあるものの、実際の採用につながらなければ無駄なコストとなってしまいます。

また、競合が多い業界や職種の場合はクリック単価をあげないと、なかなか上位表示されないということも起こります。

具体的には、人手が不足する技術職や、人材の流動の多いサービス関連、IT関連の職種を募集する場合はクリック単価を高めに設定する必要があります。

効果を最大化するためには、求人市場マーケティングやWEBに関する専門知識が必要です。

有料掲載のメリット

・多くの求職者に見てもらえる
・クリック単価性
・分析ツールが追加料金なしで利用できる
・自動入札機能で予算管理も容易
・広告代理店に業務を委託できる

有料掲載のデメリット

・効果をあげるにはリソースとノウハウが必要
・競合の多い業界では費用がかさむ
・費用が掛かる

3. 無料掲載のメリットとデメリット

オーガニック求人は、無料で求人広告を掲載できることが最大のメリットです。

基本的に他の求人サイトに広告を掲載する場合は、期間や露出に応じてコストがかかりますが、Indeedでは全く費用をかけずに求人の掲載が可能です。

また、無料でもさまざまな機能が利用できます。

Indeed内で自社のホームページ代わりに使える企業ページの作成、応募のあった候補者の一括管理と連絡ツール、さらには面接で使えるWEBミーティングシステムなど、無料とは思えないほど機能が充実しています。

さらには、広告の掲載数に限りがないので、募集する職種に合わせて複数の求人ページの運用も可能です。

デメリットとしては、コンスタントに人材を募集しようとすると非常に手間がかかることです。

Indeedの検索アルゴリズムでは、オーガニック求人は掲載時間が経過するごとに、検索結果の表示順位が落ち、最終的には全く露出がなくなってしまいます。

そのため、表示されなくなる都度求人ページを掲載しなければいけません。

特に競合の激しい業界では、あっという間に掲載順位が落ちるので、ほとんど効果を得られない場合もあります。

また、パフォーマンスレポートも利用できません。

無料掲載のメリット

・無料で掲載可能
・オンライン面接機能
・候補者管理ツール
・企業ページの作成
・出稿数に上限なし

無料掲載のデメリット

・長的な運用はできない
・業界によっては効果がない
・機能制限あり

4. 無料掲載で成功するためのポイント

デメリットもあるオーガニック求人ですが、コツを知っておけば無料でも十分な効果が得られます。

無料掲載で利用できる広告方法は以下の2つ。

  • 直接投稿
  • クローリング掲載

直接投稿はIndeed上に直接求人を投稿する方法、クローリングは既にある自社のホームページをIndeed上にインデックスする方法です。

既に自社で求人ページを持っている場合、クローリングすることでIndeedに掲載し、露出を増やすことも可能です。

直接投稿を行う場合は、定期的に求人投稿の更新や修正を行いましょう。

Indeedは一度掲載した情報をいつでも更新が可能です。更新され審査が終了するとまたまた上位に表示されるようになります。

 無料運用のポイント

・自社ページの導線として利用
・定期的に更新/修正を行う

5. 有料・無料それぞれの掲載方法の選び方

無料の広告が良いのか、有料にした方がいいのか、企業によって異なります。

ここではどんな特徴をもつ企業が、どちらに向いているのか紹介するので、自社がどちらに近いのか参考にしてみてください。

無料掲載が向いている企業の特徴

・既に自社求人ページがあり効果もある
・すぐに人材が必要なわけではない
・お試しで使ってみたい
・ニッチな職種、限られたエリアで募集したい
・広告予算をあまりかけられない

有料での掲載が向いている企業の特徴

・急ぎで人材を確保したい
・長期間求人広告を掲載したい
・新陳代謝の激しい業界
・競合が多い
・代理店に業務を委託したい
・広告予算を有効に使いたい

6. 成功事例から学ぶインディード広告の掲載方法

無料と有料で掲載した企業のそれぞれの成功事例を紹介します。

無料で成功した事例

製造業での地元スタッフの募集

 

「現場では常に人手が不足していますが、Indeedで掲載することで無料採用ができています。
都度、必要な時に募集をかけているのですが、エリア内にほかの工場もなく競合が少ないのでうまく賄えています。」

競合の少ないエリアや業種では無料での掲載でも応募が集まるケースもあります。

検索に引っかかりやすいように、広告内には地域名や労働条件など、求職者が検索するようなキーワードを含めるのがコツです。

有料で成功した事例

都市部介護系正社員の募集

 

「欠員がでて急速に人材を確保したかったので有料広告を試してみました。
社内の人手も不足していたので、広告代理店に業務を委託したところ1ヵ月で10名以上の応募がありました。」

早急に人材が必要で、初めて有料広告を利用するのであれば、代理店の利用も検討しましょう。手数料はかかるものの、確実に求人効率が高まります。

求人に関する社内業務も委託できるので、人手が不足している会社には特におすすめです。

7. 求人広告が採用に及ぼす影響と成功するための戦略

求人広告を出すことで、採用後のミスマッチを減らせます。

Indeedの求人広告は職種ごとに分けて出稿ができ、それぞれの条件にマッチする人材を確保可能です。

しかし、ただ求職者にリーチするだけでは会社の社風や理念に合わない人材も集まります。

そのため、Indeedで掲載する場合は掲載ページの情報を充実させることが大切です。

エンターマネジメントを意識して、企業が思い描くビジョンを提供し共感する求職者を集めます。

また、トレンドによって求職者の属性も変化するので、パフォーマンスレポートを参考にアナリティクス戦略をねり、定期的に広告内容を見直しましょう。

求人広告の本質的な目標である「求める人材の採用」を目指していきます。

8. まとめ

Indeedの無料掲載と有料掲載にはそれぞれメリットがあります。

・試しにIndeedを使ってみたい
・長い目で見て人材を確保したい
・予算が限られている
・競合が少ない

無料での掲載がおすすめ

・早急に人材を確保したい
・代理店に求人業務を委託したい
・競合が多い
・自社求人ページと併用したい

無料での掲載がおすすめ

運用の目的や業界の規模に合わせて、選択することで求める結果にたどり着けるでしょう。


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