求人ボックス無料掲載と有料掲載の違い
無料から求人広告の掲載が可能な『求人ボックス』は、手軽に使える求人媒体の一つです。また、有料広告も掲載でき、さまざまな手段で求人の効率アップを実現できます。では無料掲載と有料掲載の違いはなんなのでしょうか?今回は求人ボックスの無料掲載と有料掲載の違いを紹介し、それぞれのメリットやデメリットを解説しています。

- コラム
1.無料掲載と有料掲載の違い
結論からお話しすると、無料掲載と有料掲載の違いは、求人広告の求職者への露出度の高さにあります。
無料掲載よりも有料掲載の方が、求職者からのリーチとインプレッションを高めることができます。
掲載料を支払うことで、専用の広告欄に求人情報が掲載されるので、より求職者にみてもらえるようになるのです。
そのシステムについて詳しく解説します。
– 有料掲載はリスティング広告
求人ボックスの有料掲載はリスティング広告と呼ばれる広告形式です。
インターネットで調べ物をしている際に、検索中に広告が表示されたという経験がある人は多いはずです。
思い返してみていただきたいのですが、その際に普段自分が興味を持っているものと属性が近い商品の広告が掲載されていたのではないでしょうか?
その広告がリスティング広告です。
リスティング広告は、検索エンジンや特定のホームページ上に掲載され、ユーザーの関心に合致する広告を表示する仕組みです。
もしくは、ユーザーが特定のキーワードで検索すると、そのキーワードに関連する広告が検索結果ページの上部に表示されます。
さらにリスティング広告は、ユーザーにとって目につきやすい方法で表示されます。
これにより、広告主はターゲットに対して効果的な広告を配信することが可能になり、高いクリック率やコンバージョン率を獲得できるのです。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンが代表的なリスティング広告のプラットフォームですが、同じく求人に特化した検索エンジンである求人ボックスでもリスティング広告が用いられています。
2.無料掲載の特徴
求人ボックスの無料掲載は、リスティング広告ではなくオーガニックWeb広告と呼ばれる形式です。
検索結果に合わせて、ユーザーの意図や検索エンジンごとのアルゴリズムと合致するものが自然と表示されます。
オーガニックWeb広告は、一般的にはリスティング広告の下部に表示されます。
– メリット
オーガニックWeb広告は、広告主が広告スペースを購入することなく利用し、自然な検索欄に表示されます。また、この掲載欄のことをオーガニック検索欄と呼びます。
そのため、無料で広告を掲載できることが最大のメリットです。
また、リスティング広告以上に、ユーザーの検索意図に関連する有用な情報やコンテンツを提供する広告であるか?という点が評価されます。
求人ボックスでも、求人ボックスが定めるアルゴリズムによって、オーガニック検索での掲載順位が決まります。
求職者は求人ボックスでキーワードを入力すると、関係性の高いものが上位表示されるので、必要な情報にいち早くアクセスできます。
また、求人ボックスでは有料掲載でも無料掲載でも、掲載できる情報量に違いがありません。
企業側はコストをかけずに、有料掲載と同じクオリティの広告を無料で掲載可能です。
– デメリット
有料掲載と比較すると、無料掲載は求職者へのリーチ数は低くなります。
リスティング広告は検索キーワードに関連性の強いものが、検索結果上部に優先的に表示されます。
無料掲載はその下部に表示されることになり、どんなに検索意図と合致した広告を作成しても、一般的にクリック率は落ちます。
また、オーガニック検索結果に広告を反映させるためには、SEOに関する知識が必要不可欠です。
SEOとは、検索エンジン内で上位表示させるための手法のことで、検索エンジンの定めるアルゴリズムを理解して合致したコンテンツを作ることで、上位表示されるようになります。
専門的な知識が必要なので、無料掲載では求職者の目に留まらない可能性も十分に考えられます。
3.有料掲載の特徴
求人ボックスではクリック数によって広告料金が決まる、クリック単価制を採用しています。
クリック単価は25〜1,000円の範囲で決まり、より単価の高く設定された求人がリスティング欄に入札する仕組みになっています。
求人ボックスは2つの有料プランを用意しており、それぞれクリック単価の設定方法に違いがあります。
- 1日の広告予算を決めて最大1,000円までのクリック単価を自動的に設定するプラン。
- クリック単価の自動設定に加え、1円単位でクリック単価を決められる手動設定が選択可能なプラン。
自動設定では1日の広告予算以外にも、1カ月や任意の期間で予算を設定可能。
このどちらかを選んで有料広告を運用することになります。
– メリット
求人ボックスの有料掲載のメリットは、無料掲載と比較して求職者への露出がアップすることです。
検索結果に上位表示される、リスティング広告欄に掲載されるので求職者が求人情報にアクセスする可能性が高まります。
また、クリック単価制を採用する求人ボックスでは、クリックされなければ費用は発生しません。
広告効果がなければ、掲載期間にかかわらず費用がかからないので、長期間の利用も可能です。
さらに、クリック単価の自動設定では決めた予算に応じて、クリック単価が算出されるので、予算を大きくこえることもありません
有料掲載であっても、コストバランスの良い運用が可能なことは大きなメリットです。
ちなみに、リスティング広告は関連性の低い求職者には、表示されにくい仕組みになっています。そのため、無駄なクリックを減らせることも効率的に広告を掲載できるポイントです。
– デメリット
デメリットは求人ボックスの有料掲載では、ある程度の専門知識が必要になることです。
リステティング広告欄に掲載されるためには、求職者が検索しそうなキーワード選定が重要です。
例えば、求職者が「テレワーク」「在宅可能」というキーワードで検索した場合、この求職者の検索結果に表示させるためには、求人情報や見出しに同じキーワードが含まれている必要があります。
また、求職者の検索意図を満たす、一貫性のある見出しと求人情報を作成する必要があり、見出しとクリック後に閲覧する内容に相違があると、余計なクリックが増えコストがかさみます。
このように、情報に一貫性を持たせたり、検索結果に表示させるためにはSEOの知識が必要です。
また、適切なクリック単価の目安はさまざまな条件に左右されます。
競合の多さや、求職者の数、募集するシーズン、募集エリアなど多くの要因によって流動的に変化します。
手動でクリック単価を設定する場合は、求人市場に関する情報をキャッチして運用しなければなりません。
4.まとめ
求人ボックスの無料掲載と有料掲載の特徴について説明しました。
無料での掲載も可能ですが、有料プランを利用することで、さらに求職者へのリーチを広げることが可能です。
また、求人ボックスはクリック単価制を採用しているので、コストを抑えながらの運用も可能です。
一方で、効率的に求人を集めるためには求人ボックスの検索アルゴリズムを理解し、SEO対策を取る必要があります。
運用をサポートしてくれるサービスもあるので、求人に行き詰まったら調べてみると良いでしょう。
関連記事

- コラム
求人ボックスの料金は?かかる費用を解説!
- コラム
スタンバイの掲載料金は?有料と無料の違いについて

- コラム