【費用比較あり】求人サイト10選 無料で掲載できるサイトも

インターネット全盛の時代、企業の多くは良い人材を発掘するために求人サイトを利用して、求人の募集を行いますが、掲載費用はどれくらいなのか気になりますよね。 そこで今回は、主要な求人サイトの掲載料金について紹介していきたいと思います。 中には、無料で掲載が可能な媒体もあるのでぜひ最後までチェックしてみてください。

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  • コラム

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1.求人検索エンジンと求人サイトの違い

求人をインターネット上に掲載するとき、自社のホームページ以外では、求人媒体を利用することになります。

一般的にインターネット上の求人媒体は「検索エンジン」と「求人サイト」の2種類に分かれます。

検索エンジンは比較的新しいサービスなので、求人サイトと混同することもありますが、厳密には異なるサービスです。

それぞれの特徴を紹介していきます。

– 求人検索エンジン

求人検索エンジンとは、求職者が特定の職種や地域の求人情報をキーワードを使って検索するためのツールです。

一般的な検索エンジンではGoogleやYahoo!などが有名ですね。求人検索エンジンも基本的なシステムは同じで、インターネット上にあるあらゆる求人情報を検索可能です。

求職者はキーワードを検索バーに入力して、自分の希望にマッチした求人情報を探します。
検索エンジンは複数の求人サイトや企業のウェブページをクロールして、幅広い求人情報を提供します。

そのため、企業のホームページや他の求人サイトに掲載されている情報も調べることが可能です。

また、検索にあたって求職者は会員登録などが必要ないので、求人サイトと比較すると検索までのフローが短くなります。

求職サイトと比較すると、多くの情報が掲載されており求職者も大量に集まるので、企業にとっては高い広告効果を実現可能です。

代表的な求人検索エンジン
Indeed、求人ボックス、スタンバイなど

– 求人サイト

求人サイトは、求人情報を専門的に提供するプラットフォームで、企業や雇用主は求人情報を広告として出稿し、求人を掲載します。

さまざまな種類の求人サイトがあり、網羅的に求人を扱っているものから、職種ごとに特化したもの、転職者向けのサイト、ハイクラス向けの求人専門のサイトなど、サイト自体がターゲティングされていることもあります。

そのため、求職者は自分にマッチした求人サイトを選んで求職活動を行います。

企業は求人サイトが用意したフォームに従うことでクオリティの高い広告を掲載でき、掲載が完了すると、関連性の高い求職者にメールが届くオプションなどもあります。また、企業側から有力な求職者にスカウトをできる機能もついていたりと、求人サイトによってさまざまなサービスがあります。

代表的な求人サイト
リクナビNEXT、マイナビ転職、dodaなど

2.課金形態の違い

求人サイトや求人検索エンジンごとに課金形態が異なります。

同じプラットフォーム内でも、選択するプランによって課金形態が変わることもあります。

それぞれの特徴を解説していきます。

– 完全無料

完全無料の求人サイトは、求職者と雇用主が全ての機能を無料で利用できるプラットフォームです。

求人情報の掲載や閲覧、応募、コンタクトなどのサービスに対して料金はかかりません。

有料のプランも用意していることもあり、プラットフォーム内で差別化が測られています。

費用をかけずに求人情報を掲載できるので、コストを抑えたい企業におすすめの方法です。

ただし、求職者へ見てもらうためには、時間が必要です。

– 一部無料

一部無料の求人サイトは、基本的な機能を無料で提供し、一部のオプションを課金して使用する形態になっています。

通常、基本的な求人情報の閲覧や応募は無料ですが、使用するコンテンツによっては追加料金が発生します。例えば、掲載は無料で行えるものの、スカウトメールの使用や自社の求人の露出をあげるのに費用がかかります。

– 掲載課金

掲載課金の求人サイトは、企業や雇用主から掲載料を徴収し、一定期間広告を掲載します。最もスタンダードな広告方法です。

料金は、求人情報の露出の頻度と掲載期間によって支払う料金が変わります。

他の課金形態と比較し高額になりますが、担当者がついたり運用を任せられる場合もあり、コストをかけられるのであれば、人的なリソースを節約しながら求人募集が可能です。

– 成果報酬

成果報酬型の求人サイトは、実際の雇用契約が成立した際や、求人広告が見られたときに広告費や手数料が発生します。

主に検索エンジンの有料プランで採用される形態ですが、一部求人サイトでも行っています。

広告主は、無料から広告を掲載できるので、初期費用を抑えられることがメリットです。また、成果が得られないと費用が発生することもないので、無駄な費用もかかりません。

ただし、広告費用が抑えられる一方で、求人広告の運用を広告主側で行う必要があります。

3.求人広告媒体10選

それではおすすめの求人広告10媒体を紹介していきます。

課金形態とおおよその掲載コストも紹介するので、自社の状況に合わせて最適なプラットフォームを見つけてください。

– リクナビNEXT

課金形態:掲載課金 想定コスト:18~180万

『リクナビNEXT』は求人サイトの中でもトップクラスの求人掲載数を誇る、中途採用者向けの求人サイトです。

登録利用者は1000万人を超えており、利用者の68%が35歳以下です。

参考:マイナビNEXT

若手の転職に強いのが特徴で、IT関係から医療関係まで幅広い業界の求人が掲載されています。

課金形態は掲載課金を採用しており、掲載期間と露出に合わせて費用が上がります。求人は担当スタッフが作成してくれます。

– マイナビ転職

課金形態:掲載課金 想定コスト:20~120万

『マイナビ転職』は人材サービス業界大手の「株式会社マイナビ」が運営する転職者向けの求人サイトです。

大都市圏を中心に日本全国の求人を扱っており、常時15,000件以上の求人を掲載しています。

リクナビ以上に若手転職者に強く、登録者の70%以上が35歳以下となっています。

参考:マイナビ転職

– doda

課金形態:掲載課金 想定コスト:25~150万

『doda』は転職者のニーズに合わせたサービスを提供している求人サイトです。

求職者はエージェントのサポートを受けながら転職活動が行え、企業側からスカウトを贈ることも可能です。

企業側は掲載方法を選択することができ、基本は掲載課金で求人を掲載しますが、成功報酬型に切り替えることも可能で、幅広い方法で求人を募集可能です。

– エン転職

課金形態:掲載課金 想定コスト:20~120万

2022年に登録求職者が1000万人を超え、現在も毎月7万人を超えるペースで会員を増やしているのが『エン転職』です。

企業と求職者のマッチングに力を入れており、入社後の定着率が高いことが特徴です。

専任のチームが求人広告を作成してくれるので、デザインや広告のノウハウがなくてもクオリティの高い求人ページで募集をかけられます。

参考:エン転職

– type

課金形態:掲載課金 想定コスト:35~100万

『type』はエンジニアの採用に強い求人サイトです。

さまざまな求人を扱っているものの、求職者のIT系エンジニア割合が高く、技術者が不足している企業にぴったりなプラットフォームです。

AIを使ってエンジニアと企業をマッチングさせるので、採用成功率は90%以上と、無駄のない募集が可能です。

参考:type

– Green

課金形態:成果報酬 想定コスト:45万~

即戦力エンジニアと企業をマッチングさせる求人サイト『Green』は成果報酬型を採用しています。

初期費用がかかるものの、一度契約すると永年で求人を掲載できるのが特徴です。そのため、いざ広告を出稿しても効果が得られなかったというリスクを回避できます。

求人広告も専門のチームが作成するので、クオリティの高いものができあがります。

– ハローワーク

課金形態:完全無料 想定コスト:無料

『ハローワーク』には無料で求人を掲載可能です。

露出は少ないものの、厚生労働省が運営しており、毎日多くの求職者が訪れます。また、近年ではインターネットで求人を検索できるようになりました。

費用がかからないので、とりあえず求人を出しておくという企業もあります。

– Indeed

課金形態:一部無料 想定コスト:15円〜999円/1クリックあたり

『Indeed』は検索エンジン型の求人プラットフォームです。

求人プラットフォームとしては世界最大級の規模を誇っており、求職者の月間利用者数は2700万人、毎月520万件以上の求人が掲載されます。

無料から求人を掲載可能ですが、課金することによってリスティング広告を掲載でき露出度をアップさせられます。

クリック課金型なので、不要なコストがかからないのが特徴です。

参考:Indeed

– 求人ボックス

課金形態:一部無料 想定コスト:25円〜1,000円/1クリックあたり

日本初の求人特化型検索エンジンの『求人ボックス』はIndeedに次ぐ、求人情報量を誇っています。

価格ドットコムを運営する『株式会社カカクコム』が運営しており、求職者は多くの情報の中から自分とマッチした企業まで、スムーズにたどり着くことが可能です。

その使いやすさから、年々利用者数を伸ばしています。

無料から利用もでき、クリック課金を行うことでより多くの求職者にリーチが可能です。

– タウンワーク

課金形態:掲載課金 想定コスト:9,000円~

ネットとフリーペーパーの両方に求人を掲載できる『タウンワーク』も、コストを抑えながら人材を募集可能です。

地域ごとに、広告料金が設定されており、東京では19,000円から求人の掲載が可能です。

参考:タウンワーク

4.求人媒体を選ぶ時のポイント

企業や広告主の事情に合わせて求人媒体を選択しましょう。

求人媒体を選ぶための3つのポイントについて解説します。

– ターゲットが多くいるか

企業によって必要な人材は異なります。

新卒がほしいのか、中途採用を行いたいのか、はたまた職種ごとに募集をかけたいのか、それぞれの事情があるでしょう。

必要な人材が多く登録しているプラットフォームを選択することで、良い人材とのマッチングの可能性が高まります。

– 埋もれにくくないか

基本的には、広告にかけるコストによって求職者への露出が決まります。

競合が多い媒体では、自ずと求人が埋もれやすくなってしまいます。

各プラットフォームごとに求人を埋もれさせないための施策があるので、掲載課金型の求人サイトでは担当者とヒアリングを行い対策します。

一方、成功報酬やクリック課金制を導入している求人プラットフォームでは、自社で埋もれさせないための工夫を行う必要があります。

– 情報がアピールしやすいか

伝えたい情報を、求職者にアピールできるか?という点にも注目しましょう。

掲載できる情報は求人サイトごとに異なります。

写真が掲載できるのか、掲載できる情報の自由度はどれくらいなのか、そもそも自社の業界や職種に対応してくれる媒体なのか、という部分をチェックして、相性の良い求人サイトを選択しましょう。

5.まとめ

求人サイトに掲載するための費用や選び方について解説しました。

掲載課金型の求人はサポートが優れていますが、広告費も高額になります。indeedのような一部無料の求人検索エンジンは自社で運用する必要がありますが、広告費を抑えられます。

求人サイトはそれぞれ得意とする業界や職種があり、自社にあった求人サイトを選択することで、必要とする人材を確保できるでしょう。


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